[ 令和 3年 3月定例会(第1回)-03月22日-08号 ]
◆25番(戸塚正人) 通告に基づきまして、1、新型コロナウイルス感染症の対策について、2、(仮称)国際工芸美術館整備計画について一般質問を行います。
昨年以来、猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症は、令和3年に入りましても、いまだ終息のめどが立たず、昨日、緊急事態宣言が解除された状況となっております。この間、新型コロナウイルス感染症のワクチンが日本でも承認されまして、いよいよワクチンの接種が始まりました。
しかし、まだまだ感染対策という名の自粛生活が要請される中で、様々な業種にわたり多大な影響が続いています。失業者の人数は月を追うごとに増え続け、長い自粛生活によって精神的に鬱状態に陥っている方々や、特に若年層の女性を中心に自殺者の数も増え続けております。社会課題は山積みとなっております。
このような状況の中で、国、東京都と連携しながら、新型コロナウイルス感染症と向き合わなくてはならないと考えています。
そこで、質問をいたします。
(1)新型コロナウイルス感染症から1年が経つが、町田市として得た経験は何か。
(2)新型コロナウイルス感染症のワクチン接種状況について、今後の予定はどうか。
(3)持続的な市内事業者への支援対策は考えているか。
(4)市民活動に対する支援対策は今後どうなるのか。
次に、(仮称)国際工芸美術館整備工事計画についてです。
前回、本会議で一般質問を行ったように、現在、町田市の財政状況は新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、約50億円を超える税収の減少が見込まれている状況にあります。このような財政状況の中で、町田市は来年度までの2年間、緊急対策の年と位置づけまして、現在予定されている事業を緊急性、費用対効果といった視点の中で優先順位づけを行っております。
このような財政状況についての対応については、先日、代表質疑でも議論がされてきましたが、このような財政状況の中、町田市が現在進めている(仮称)国際工芸美術館整備計画について一般質問を行います。
(1)(仮称)国際工芸美術館整備について、現状の課題はあるか。
以上、壇上からの質問といたします。
◎市長(石阪丈一) 戸塚議員のご質問にお答えをいたします。
私からは項目の1番目、新型コロナウイルス感染症の対策についての(3)の持続的な市内事業者への支援対策は考えているかについてお答えいたします。
これまで新型コロナウイルス感染症の影響を受けまして、市内の事業者は大変厳しい状況が続いているということでございます。それから、新たな生活様式の実践、あるいは緊急事態宣言の発出に伴う外出の自粛、飲食店を中心とした時短営業など、市内の事業者を取り巻く環境は大変大きく変化をしております。
町田市といたしましては、2020年度に国や東京都に先駆けて実施いたしました中小企業者家賃補助事業のように、今後も市内事業者の厳しい経営状況を支えてまいります。
また、地方創生臨時交付金を活用した施策につきましては、市の特性を生かした市独自の施策を迅速かつ的確に講じていく予定でございます。具体的には、昨日で緊急事態宣言が解除になりましたが、コロナ禍の影響で経営が大変厳しい市内事業者への支援をただいま検討している最中でございます。
その他の項目につきましては、担当からお答えを申し上げます。
◎防災安全部長(篠崎陽彦) 項目1の(1)新型コロナウイルス感染症から1年が経つが、町田市として得た経験はについてお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症に対するこれまでの対応につきましては、町田市新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき行ってまいりました。また、これらの対応に当たりましては、地震災害を想定した町田市事業継続計画を参考に、既存事業の優先順位づけを行い、事業の一時縮小や見直しをするとともに、新たな対策業務を行ってまいりました。
今後は、これまでの経験を踏まえ、感染症対策が必要になったときの既存事業の優先順位づけの考え方や新たな対策業務を想定するなどの検討をしてまいります。
◎臨時接種担当部長(樋口真央) 項目1の(2)の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種状況について、今後の予定はどうかについてお答え申し上げます。
新型コロナウイルスのワクチン接種の実施に向けて、接種方法や接種手順など市民の皆様に十分なご理解をいただけるよう、町田市ホームページや新型コロナワクチン接種相談コールセンターを設置して、周知を図ってまいりました。
さらに、市民の皆様に理解を深めていただくために、町田市医師会と連携して動画を作成いたします。動画では、新型コロナウイルスやワクチンの効果、副反応についての説明や、集団接種会場などでスムーズにワクチン接種ができるよう、ワクチン接種の流れについての紹介をいたします。
また、動画の作成に当たっては、町田市と健康的に暮らし続けるまちづくりの推進に関する協定を締結している昭和薬科大学の薬学等を専門とする有識者にもご協力をいただく予定でございます。
作成した動画につきましては、町田市ホームページをはじめ、町田市広報テレビ「まちテレ」でお知らせしてまいります。
なお、作成した動画は、2021年4月に公開する予定でございます。
◎市民協働推進担当部長(大貫一夫) 項目1の(4)の市民活動に対する支援対策は今後どうなるのかについてお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、様々な市民団体が活動の継続に支障を来していることから、市による支援の必要性を認識しております。
2020年12月に開催した第14回町田市市民協働フェスティバル「まちカフェ!」では、市庁舎を会場とした1日限定の大規模なイベントであったこれまでの形式を見直し、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に十分配慮した新しいスタイルで実施することができました。
内容といたしましては、10日間にわたってオンラインでのトークセッションやワークショップのほか、小規模なイベントを市内各所で分散し開催することで、コロナ禍におきましても、市民の皆様がより身近な場所で「まちカフェ!」に参加する機会を創出いたしました。今後も市民活動の周知と団体同士の交流の場を確保してまいります。
また、町田市地域活動サポートオフィスにつきまして、必要に応じオンラインによる市民団体への個別相談や講座等を実施してまいりました。引き続き、コロナ禍におきましても、市民団体の活動がより活性化するよう支援を継続してまいります。
◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 項目2の(仮称)国際工芸美術館整備計画についての(1)(仮称)国際工芸美術館整備について、現状の課題はあるかについてお答えいたします。
まず、財政面についてご説明いたします。新型コロナ感染症拡大による影響により、(仮称)国際工芸美術館の整備を含む芹ヶ谷公園芸術の杜整備事業全体のスケジュールの見直しを行い、事業費の平準化のほか、関連するまちづくりプロジェクトの連携等も踏まえ、段階的に整備することといたしました。財源の確保にも積極的に取り組んでおります。
本事業を令和2年度東京都市町村総合交付金まちづくり振興対策地域特選事業枠に申請し、2021年2月26日に交付対象事業として決定されました。また、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)対象事業の地域再生計画認定を受け、実際に寄附をいただいております。そのほかにも、国や東京都へ事業に係る交付金等についての相談を行っております。
また、コロナ禍においても、市民の方に検討状況を伝え、ご意見を伺う機会をしっかりつくっていくことも重要と考えております。最近では、芹ヶ谷公園近隣の町内会・自治会を対象に、検討状況の報告会を2021年1月に予定していましたが、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の発出を受け、延期いたしました。この間、市ホームページや回覧などでの周知を図ってまいりました。また、一昨日の3月20日に延期していた報告会を開催いたしました。明日3月23日にも開催する予定でございます。
◆25番(戸塚正人) それでは、議席より再質問をさせていただきます。
まず、1項目めの新型コロナウイルスの感染症に関連してですが、先ほどコロナウイルスの今回の対応について、インフルエンザの対策行動計画または町田市の事業継続計画、これを参考に今回は対応を行ったということで言われておりましたが、この間、私も1年間、コロナ禍で議員活動をしてまいりまして、やはり一番多かったのは市民の方から、国や東京都の情報についてはテレビ等で非常にわかるんだけれども、町田市としてどうしていくつもりなのかというのを聞かれたことがすごく多くありました。
私も、この間、議会でもいろいろご議論がありましたけれども、例えば公共施設一つとっても、おのおの施設によって対応が違ったり、いろいろ統一性というんですか、そういったものがない部分も多々あったかと思うんですよね。そういった意味では、もう少し町田市として、今回、新型コロナウイルス感染症の影響がやはり出たということで、こうした感染症の対策のガイドラインというんですか、基軸となるものを一つ町田市でつくるべきじゃないかなと、そういうふうに思っているんですけれども、そこについてご見解をいただきたいと思います。
もう1点が(2)のワクチンの関係なんですけども、これからワクチンの接種がまず医療従事者のほうから始まっていくんだと思いますけれども、私がちょっと懸念しているのは、恐らく計画では夏過ぎですか、8月、9月ぐらいから高齢者の方々の接種が終わった後、一般の方々が接種を始めると思います。相当数の数の方々が接種を受ける中で、その体制がしっかり築けるのかどうかというのが一つ重要なことになってくるんだと思います。
そういった意味では、川崎のほうで国の主導でワクチンの接種訓練というのを行っていますよね。こうした訓練というのは、私ども町田市でも、今後混乱を来さないように、こうした訓練を行う必要性があるんじゃないかと思うんですが、そこの部分についてご答弁をいただきたいと思います。
また、それに関連して、今、医師会といろいろ調整していると思いますけれども、その調整状況、その辺を教えていただきたいと思います。
こちらも、これから接種の人数が増えていくわけですけれども、先ほど申し上げましたとおり、現体制の職員体制で体制が組めるのかどうか。その辺が少し懸念材料かなと思いますので、その部分についてもご見解をいただければなと思います。
◎防災安全部長(篠崎陽彦) 私からは(1)に関するご質問にお答えをさせていただきます。
先ほど地震災害を想定した事業継続計画を参考に、新たな対策業務などを行ってきたとお答えいたしましたが、今後は新型インフルエンザ等対策行動計画にのっとり、市としての対応が必要になった際を想定した町田市事業継続計画の策定を検討していきたいと考えております。
◎臨時接種担当部長(樋口真央) ワクチン関係で合わせて3つご質問をいただいたかと思います。
まず1つ目でございますけれども、町田市でも接種訓練を行ったらいかがかということでしたが、町田市におきましても、集団接種会場となる各市民センター等において、実際に机、椅子などを配置して、受付、予診票による問診、接種するスペースなどを確認しながら、シミュレーションを行う予定でございます。
あわせて、副反応を疑う症状が発生した場合の対応につきましても、市民の皆様に安心してワクチン接種をしていただけるよう、町田市医師会と協議を進めるところでございます。
今後も他の自治体で行った接種訓練の課題等を情報収集しながら、市民の皆様が安心してスムーズに接種ができる準備を進めてまいります。
2点目でございますが、医師会との連携について現状はどうかということでいただきました。こちらのほうは、町田市医師会とは昨年の12月からほぼ毎週打合せを重ねております。診療所などのかかりつけ医でワクチン接種を行う個別接種については、現在のところ、市内約120か所の医療機関でご協力いただけることになっております。
集団接種に関しましても、医療従事者の派遣をはじめ、効率的な接種ができるよう、医療の専門的見地からのご意見をいただいているところでございます。引き続き、町田市医師会と連携を図りながら、ワクチン接種事業を進めてまいりたいと思っております。
最後に3点目でございますが、今後、ワクチンの供給が集中しますと、業務が集中するということで、職員で対応しきれないおそれがあるがいかがかというところでございますが、職員の体制についてでございますが、現在、2月に9名体制で臨時接種推進室が設置されました。3月には9名を13名に増員いたしまして、ワクチン接種の準備を進めてまいっております。今後4月には、会計年度職員を含め15名体制でワクチン接種事業を進めていくところでございます。
ワクチン接種事業は、町田市として全庁的に取り組んでいく事業でございます。引き続き、全庁的な協力態勢を組み、各部署と連携して業務の分担を図り、効率的、効果的に事業を進めてまいります。
今後、ワクチン供給が増え、接種会場が増えた場合においても、全庁的に対応しながら確実に事業が進められるよう、体制を整えてまいります。
◆25番(戸塚正人) ありがとうございます。まず、計画の部分なんですけれども、今年1年間、様々町田市としても体験した、経験したものがあると思いますので、ぜひそういったものを計画の中に盛り込んでいただいて、しっかりとしたものにしていただきたいなと思っています。
ワクチン接種に関してなんですが、先ほどのご答弁で今後120か所ぐらい接種会場を設けたいということで言われていましたけれども、当然、現段階では市民センター中心に接種会場になっていますけれども、これから120か所に拡大していくということですが、具体的にどういったところが接種会場になってくるのかというのを教えていただきたいなと思っています。
また、増やせば増やすほど医師の方々に対する協力も要請しないといけないということで、今後、かかりつけ医といいますか、地域に密着した方々に対する接種の協力も仰ぐことになろうかと思いますけれども、その辺の状況についてはどうなっているのか、教えていただきたいと思います。
最後に、今回、市民センターを中心に予定で、事前情報で流れておりましたが、なぜか南地域だけ南市民センターが外されているんですよね。今いろいろヒアリングで聞いていると、南市民センター、要は南地区の方はなるせ駅前市民センターもしくは生涯学習センターを使ってくださいということなんだと思うんですが、南地区は、このままこの2会場を使っていただく、そういうことなのか、もしくは今後南地区でしっかりこういった接種会場を設けていただけるのか、そこの部分だけ確認させてください。
◎臨時接種担当部長(樋口真央) まず、接種会場についてでございますけれども、議員のご指摘どおり、市民センターを中心として考えております。その中で、各階層に分かれて会場として非常に利用がしにくいなるせ駅前市民センター、それとその会場を選定した当時、近隣のところで工事をしておりまして、駐車場の確保が十分できなかったということがあるため、南市民センターは当初の選定では外しております。
今後、集団接種会場を新たに増やすかどうかにつきましては、当然国のワクチン供給の情報を注視することが必要となります。さらに増やした段階では、医療従事者の確保も必要となることから、町田市医師会と十分に連携を図りながら進めていきたいというふうに思っております。
もう1点、当然集団接種以外の個別接種についてでございますけれども、町田市医師会には集団接種の医療従事者の派遣をはじめ、個別接種にもご協力をいただくことになっております。例えば、各医院、自院での個別接種が無理な場合につきましても、集団接種にご協力いただくなど、医療機関の状況に合わせてご協力をお願いしているところでございます。ワクチン接種にご協力いただくことで、通常の診療体制の機能が低下しないよう、引き続き、町田市医師会と情報共有しつつ調整を図ってまいります。
◆25番(戸塚正人) ちょっと分かりづらかったんですけれども、南地区に関しては、今後、検討の余地があって、南地区でも接種できるようになるように検討していただけるということなんでしょうか、そこの確認だけ再度させていただきたいと思います。
それから、ワクチンの接種の箇所についてはおおむね分かりました。ぜひ医師会の方々と今後も連携を図りながら、きめ細やかな接種体制を組んでいただきたいなと思っています。
続きまして、(3)の市内事業者の支援なんですけれども、今の国とか東京都の動きを見ていても、今の財政状況を考えると、これまでと同様に全ての業種の方々に統一して何か援助するというのはなかなか難しいと思うんですね。
そういった意味で、今、市内事業者に対する何ができるのかというのを検討段階だということで言われておりましたけれども、私は個人的に、今、商工会議所を中心にいろいろ情報交換を行っているんだと思いますけれども、もう少しきめ細やかにいろんな業種別に情報を収集する必要があるんじゃないかなと。その結果、本当に困っているところにしっかりと支援ができるという体制がつくれるのではないかと思っているので、その辺の考え方というか、情報収集の仕方、この辺も考えていかなきゃいけないと思うんですけれども、そこについての考え方を、見解をいただければなと思います。これは見解を伺いたいと思っています。
◎臨時接種担当部長(樋口真央) 失礼いたしました。南地区の接種会場ということでございますけれども、南地区にお住まいの市民の方につきましては、成瀬コミュニティセンターと、おっしゃったとおり生涯学習センターでの集団接種を現在ではご利用いただければと考えております。そのほか身近にあります診療所などでのかかりつけ医などでも接種を受けることができるようになっております。
今回、接種会場を選定した時点と現在ではワクチンの配給のスケジュールが大きく異なってきております。今後、まとまってワクチンが供給される可能性もございます。そうした場合には、市民センターを含め新たに集団接種会場を設置することを検討してまいります。
◎経済観光部長(井上誠) 市内事業者の情報収集ということなんですけれども、市内事業者の状況など様々な情報を収集することは、今後、施策を検討する上でも必要というふうに考えております。そのため、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う市内事業者への影響についても、状況の把握に今努めているところでございます。
具体的には、2020年度に実施しました町田市中小企業者家賃補助事業で業種別に売上高の対前年同期比を確認したところ、減少率が最も高かった業種はサービス業、その中でも飲食で平均63.9%となっておりました。
また、先ほども少しありましたけれども、町田商工会議所だけではなくて、各種団体等との意見交換だとか、2021年1月28日に開催しました町田市産業振興計画推進委員会の中でも、金融機関や事業者の立場から市内事業者の状況等を伺っているところでございます。
これら各種団体、各機関との意見交換などを通しまして、引き続き状況の把握に努めてまいりたいというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) ちょっと事前のヒアリングと違ったので、もう一度確認をしたいんですけれども、今後、具体的に言うと、南市民センターを含めて接種会場になる可能性というか、検討はしてくれるということでいいんですよね。今の答弁だと、そういうことでいいんですよね。その確認。
あと、市内事業者の支援については、これからも細やかな情報収集を行っていただきたいと思いますけれども、先ほど市長から、現段階で考えている最中だということですけれども、あまり検討が長くて、当然ですけれども、延び延びになってしまえば、タイムリーに支援ができないということになりますので、いつぐらいにこの支援策を決定して行っていく状況にするつもりなのか、そこの部分だけ確認させてください。
◎臨時接種担当部長(樋口真央) 今後、ワクチン供給が一定程度増えていくというところになりますので、議員ご指摘のとおり、集団接種会場を増やすような必要性が出てくると思います。そういった場合につきましては、南市民センターを含め、集団接種会場を新たに設置することも検討してまいります。
◎経済観光部長(井上誠) いつぐらいか、スピーディーにということだと思うんですけども、現在、先ほども答弁させていただいたとおり、国や東京都の動向などを踏まえながら、市内事業者の支援策をまさに検討しているところでございます。この支援策が決まり次第、決まれば迅速かつ適切に対応してまいりたいというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) 市長がご答弁されてもよかったんですけれども、分かりました。ぜひスピーディーな形で支援をしていただければなと思っています。
最後に、市民活動への支援なんですけれども、この間、様々市民のイベントや活動が自粛されてきたということもありまして、特に私が気になっているのはまちだ〇ごと大作戦なんですよね。せっかく町田市で力を入れて、今までクローズアップされてこなかった市民の方々が積極的にいろんなイベントを行いながら市民活動をされてきました。
ただ、コロナの影響で、今後このまま活動自粛が続けば、せっかく盛り上がってきた機運と言うんでしょうか、それが尻つぼみにならないかすごく心配なんですね。とりあえず、今年1年間は延長していただいていますけれども、そういった支援の部分、ハードな支援の部分も必要なんですけれども、こうしたモチベーションをしっかり持続していただけるように、そういったフォローアップをぜひしていただきたいなと思っているんですけれども、そういった意味で先ほど部長がご答弁いただいたサポートセンターの役割はすごく重要だと思うんですね。その辺の考え方だけ教えていただければと思います。
◎市民協働推進担当部長(大貫一夫) ただいまの新型コロナウイルス感染症の影響、提案者ごとに状況が異なっております。例えば、1日のイベントを開催する企画であれば、時期を延長して1年近くになる作戦もありますし、どの作戦においても、作戦を実施するに至った思いや夢を大切にして、丁寧に提案者の意向をヒアリングして、作戦に寄り添った対応を行ってまいりたいというふうに思っております。
具体的には、延長を余儀なくされた取組の期間延長の申請事務手続を簡素化しました。また、対面でアドバイスできなくとも、電話とメール、開催時期の延長や場所確保についての交渉、クラウドファンディングの申請から活動までのアドバイス、マッチングなどを行い、提案者の状況を思い、寄り添って対応してまいります。
まちだ〇ごと大作戦18-20によって市役所内の組織間の連携がこれまで以上に促進され、市民がやりたい夢の実現がサポートできるように、サポートオフィスとともにやっていきたいというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) ありがとうございます。ぜひせっかくつくり上げてきた市民の活動を閉ざさないように、今後の町田市においても活動していただけるように、フォローアップをお願いしたいと思います。
それでは、項目1を終わりまして、工芸美術館のほうに移りたいと思います。
私は、今回の議会で文教社会常任委員会でもいろいろ聞かせていただきましたが、この間、いろいろ資料のほうも調べさせていただきましたが、やはり大きく2つですね。コストに対する考え方が少し足りないんじゃないかなと思っている部分と、やっぱり住民説明の部分がまだまだ理解を得られていないという部分が、この件に関しての大きな問題点だと思っています。
先日、新井議員も質問されていましたが、私はいろいろ調べる中で、この立地を決めた段階で、決める段階で、なぜもう少しコスト面に対する考え方を入れられなかったのかなというのが一つすごく疑問です。
委員会や本会議の答弁でもありましたとおり、当初設計会社からA案からC案、いわゆる前回、企画をされていた国際版画美術館の脇に、横に立地をするパターンと、今、計画を進めている立地のC案、これがあったかと思うんですけれども、今回これを決定するに当たって、全然費用比較というのがされていないんですね。
この間、部長も答弁されていましたが、もう一つは、住民から長年要望がありました高低差の解消、これは生活通路の部分ですけれども、こちらの部分に対する議論というのが私が見る限りされていませんでした。それは答弁のとおりだったんですけれども、なぜここの立地条件、オンデザインパートナーズからも、この今の現行の立地にした場合、やっぱり斜面地に造るというのは、部長もおっしゃられていましたけれども、平地に造るより割高になるのは確実なんですよ。
そういった中で、なぜこうした議論をしなかったのか、ここを教えていただきたいなと思うんですね。立地を決めるに当たって、美術館分科会というのが開かれていて、そこで主にどこの建設候補地にしようかというのを練られたと思うんですけれども、その議事録を見ても、費用の部分とか生活通路についての議論って全くされていないんですよね。
オンデザインパートナーズのほうから――失礼、設計事業者のほうから、A案からC案、こういう中身ですと提案されて、C案だったらコンセプトに近いなと。ただ、そういうことだけで決められていたようにしか見えないんですけれども、なぜここで費用の比較をされなかったのか。生活通路の地域住民の方の利便性の部分を考慮されなかったのか、そこの理由をまず教えていただきたいと思います。
◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 現在の芸術の杜のコンセプトにおきましては、国際工芸美術館単体での整備ではなくて、芹ヶ谷公園と一体的に整備するという形になっておりまして、(仮称)国際工芸美術館は国際版画美術館とともに、美術エリアというのを形成するという形になります。コンセプトの中で谷のロビーと位置づけている国際版画美術館の前から彫刻噴水、多目的広場までのエリアにおける建築の在り方について、何が重要かということで検討をしてきたという形になります。
まず1点目としては、国際版画美術館前から多目的広場に広がる空間は、現在、来園者にとっての動線や公園で行われる活動、例えば水遊びやイベント時の催しなど、そういったものがありますが、その活動のためのメインの空間になっている。新たな建物を、このような空間を狭めることは望ましくないというふうに考えたというのがまず一つ目でございます。
2点目として、景観の面から見ても、芹ヶ谷公園を特徴づける良好な風景となっているこの空間に、新たなボリュームのある建物が現れるのはふさわしくないというふうに考えたというのがあります。
また3点目として、(仮称)国際工芸美術館の開館後に、この空間を搬出入の車両が横切るような状況は好ましくないというふうに考えたということでございます。
4つ目でございますが、前回の基本設計のように、平坦な部分から斜面側に少し食い込ませた形で建物を配置すると、既存の園路スロープを分断する箇所が生じる。これまで市民の皆様が慣れ親しんだ園路スロープを維持することが望ましいというふうに考えたというのがあります。
5点目として、公園と美術館の一体整備を考えるに当たりまして、新しい美術館を芹ヶ谷公園ならではの、かつ国際版画美術館とは異なる特色を持った美術館にしたいと考えております。前回の基本設計に比べて面積の条件が縮小したことから、版画美術館と工芸美術館とで機能を共有するという考え方が生まれまして、森の中かつ斜面地での計画が可能になると判断をいたしました。
このように、公園に2つ目の美術館ができることの効果を最大限に引き出しまして、美術館に至る道のりの途中で、もみじ園など既存の公園の魅力を再認識するための演出ができること。2つの美術館をそこで働くスタッフにとっても合理的な動線につなぐことなどの論点を重視した結果、現在の案がそれを生かせると同時に、(仮称)国際工芸美術館と公園の国際版画美術館とのつながりを強めることができると判断したものでございます。
そして、高低差の解消方法があります。美術館の整備において、公園の高低差解消の役割が期待されていましたが、美術館の面積の条件が縮小したことから、高低差約20メートルになりますが、それの建物の高さを合わせることが難しくなりました。
斜面地に建築することにより、エレベーターと既存の園路のスロープを組み合わせた形で合理的な高低差の解消ができると判断をいたしました。このように、費用面よりはコンセプトに沿ったいろんな立地の部分を考えて、今の形に決定したという形になります。
◆25番(戸塚正人) いわゆるコンセプト重視で今回は行ったということですね。設計事業者からも、当然斜面地に建設することによって、相当地盤も緩い部分もありますし、土砂災害のおそれもあるので、工事費は相当アップしますと言われていたけれども、今回はそれ以上に、今回のパークミュージアムのコンセプトに合っているからC案にした、そういうことで理解をいたしました。
しかし、C案にしてから、今度は美術館分科会から設計定例会に移っているんですけれども、ここから国際版画美術館とか博物館の方々が、この後、営繕課ですね。この会議に参加をするんですけれども、この間、新井議員も申し上げていたとおり、議事録を見る限り、やはりこの案はなかなか難しいんじゃないかと。エレベーターの位置、あと生活通路が国際版画美術館の施設の中を通ることになっていることによって、美術品に対する影響も出かねないということで変えられないかと言われていましたよね。
設計事業者も、同様なことを懸念されて、エレベーターの位置などは変えるべきじゃないかと言われていました。同様に、文化庁の方も同様な意見が多数出ているんですね。僕が見る限りでも、結構根本的にこの位置ではまずいのではないか、変えることはできないのかという意見まで出ているんですよ。
しかしながら、このコンセプトに一番近いという理由で、そのまま設計を続けたということが、このときに一度立ち止まって、もう少し立地に関しては考えるべきじゃなかったのかなと私は思っているんですけれども、その辺についてはどのようなお考えがあるんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 文化庁のほうからもいろいろなご意見をいただいているということでございますが、基本的な認識は文化庁と市とでは一致しているというふうに認識をしております。収蔵品を良好な環境で保管、展示できるよう、設備と運用の両面から具体的な検討を進めまして、文化庁とも引き続き協議を重ねてまいりたいというふうに考えております。
外気、虫、泥による展示収蔵環境への悪影響を防ぐために、空気を区切る風除室の設置や外気と館内の接点を90度曲げること、湿度対策など、これまでの協議内容は基本設計に反映をしております。
文化庁が特に懸念されている事項で、雨傘を持った人の動線と展示、収蔵環境との区分けについてでございますが、このことについては引き続き検討を進めてまいります。具体的には、運用でカバーができればというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) この会議の議論の中には、本当に様々、やはり専門知識がある方ほど、この立地は難しいんじゃないか、このエレベーターの位置は難しいんじゃないかと言われているんですよね。なぜそこの部分について変更をかけようとしなかったんですか。そこの部分が全く分かりません。
例えばエレベーターについては、市がパークミュージアムを造ったときに、大体概算で来場者の目標が1日平均500人なんですよね。このエレベーター1基に対する、設計事業者が言っている中では、60分で550名ぐらい利用が想定されていると言われているんですよ。このぐらいの人数の方々が、公園の利用者と来館者が入り乱れるということなんですよね。
このような状況は、普通に考えても少し異常じゃないかなと思うんですよ。果たしてこの計画でそれがクリアできるのか。部長は運用でいかようにもなるという答弁でしたけれども、本当にそれで大丈夫なのか、その辺をもう一度確かめさせていただきたいと思います。
もう一つ、文化庁との打合せに関してなんですけれども、当然町田市としては今、国際版画美術館が公開承認施設の位置づけで、いわゆるこれは重要文化財とか、そういったものを展示できる、位置づけがそういった実績館になっているんですよ。
議事録でも分かるとおり、(仮称)国際工芸美術館もこれからの国際版画美術館も、そういった実績館として維持したいという気持ちがあるので、恐らく文化庁との打合せをしているのだと思うんですが、先ほども申し上げましたとおり、文化庁だって先ほど設計定例会で出たような同様の意見はたくさん出ているはずなんですよ。それを、やはり実績館として維持するには対応しないといけない。今のご答弁で運用で対応できるということですけれども、具体的にどのような運用で対応されるのか、その辺はどうなんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) まず、運用でカバーできるのかということでございますが、運用でカバーをしていくというふうに考えております。具体的な例でございますが、例えばエレベーターの止める階をコントロールするなど、そういったことも考えながらやっていければというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) そんなもんじゃないでしょう、この運用は。だって、今の計画だと壁がありますよね。今、国際版画美術館の1階に、柱のところにガラス張りの壁を造るんですよね。そこにドアもつける計画になっていますよね。実際、国際版画美術館から入った方で外に抜けたい人というのは、そこを出ていくわけですよ。そういう指摘も受けているでしょう。
その運用について、普通に考えたら警備員をつけなきゃいけなくなったり、様々なことが運用の面で起きるわけですよ。もしそうだったら、だって部長、この間の答弁で、今回コンセプトを重視したと。ランニングコストで削減していくんだと言っていましたけれども、逆にランニングコストが増えていくんじゃないですか。全く言っていることとやっていることが違うじゃないですか。
だから、もう少しコストについての考え方を、コンセプトを重要視するのも当然ですけど、コストの面もしっかり考えなきゃいけないって、だから僕は言っているんですよ。
それからもう一つ、今回、国際版画美術館と(仮称)国際工芸美術館の一体化工事の基本設計が上がってきました。これも文教社会常任委員会で明らかになったことですが、当初、昨年12月の行政報告では、一体化工事は3.6億円の概算だったんですよ。
ただ、設計事業者が出してきた基本設計で見ると、7.6億円かかるという試算で出してきたじゃないですか。しかも、それを議会の報告もしないんですよ。昨年3月に市議会は附帯意見で、今回、基本設計と実施設計が同時に予算が可決されているので、ちゃんと基本設計が終わったら市議会にしっかり報告をしてくれと、そういうふうに附帯決議で出しているはずなんですよ。
だから、12月で概算で金額を出してきたんでしょう。その結果、3.6億円が7.6億円って倍額ですよ。それを何の報告もしないというのはどういうことなのかなと思いますよ、僕は。本来だったらば、その行政報告の数字が変わっているんだから、ちゃんと文教社会常任委員会で報告すべきだった話じゃないですか、これは。議会軽視としか思えませんよ、これ。どういう見解を持って何の説明もしなかったんですか。
◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 当初3億6,700万円の工事費を12月議会の行政報告でお示しをいたしました。その後、資料の中で設計業者から出てきたのが7.6億円ということで、差の開きがあったということの報告がなかったということでございますが、私どもとしては、これを3億6,700万円でできるというふうに考えまして、その部分の報告をしていなかったという形になります。
◆25番(戸塚正人) そんなのおかしいでしょう。だって、今答弁されていて、3.6億円でできますと言われたって、普通に考えたら、ちゃんと専門家の設計事業者が7.6億円と出してきて、それを当初営繕課で積算した3.6億円でできますからと言われたって、じゃ何を信じたらいいんですか、こっちは。
その根拠もないし、委員会の報告では、追加で補足説明がありますと言っていましたけれども、東京都の積算単価と民間の積算単価が違いましたって、ただそれだけですよ。普通、積算単価が違うからって、そんな倍額になりませんよ。契約をしたときに、ちゃんと契約変更しているんですよ、これ。
今回、一体化工事のやつを随意契約で本体の設計事業者と随意契約で結んでいるんですが、そこに、この間、新井議員からも出ていたように、コスト比較及び維持管理方法等を比較した案を提出のうえ内容を決定すると。その下にも費用は別途協議のうえ決定すると書いてある。だけれども、結果は7.6億円だったということですよ。
これは町田市として3.6億円が上限ですと言っていないんじゃないですか、これ。契約を結ぶときに、設計を行うときに。そうでなければ、こんな数字で出てこないでしょう。普通あり得ないですよ。普通に一般的に見たら、もう3.6億円じゃできないから、もう入札、駄目でもいいから適当に7.6億円で出しちゃえって、そういうレベルですよ、これは。なぜそれを議会に説明しないのか。私が質疑しなかったら、これはそのままにしましたよね、部長。これは相当隠蔽に近いですよ。議会軽視ですよ。もう一度答弁を求めます。
◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 決して隠蔽等を考えたということではなくて、ここの営繕課のほうで算出した3億6,700万円で工事ができるという形で考えましたので、そのままにしたという形になります。(「休憩、休憩をお願いします」と呼ぶ者あり)
◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) この金額につきましては、実施設計をこれからやっていく中で縮減を図ってまいりたいと考えております。
◆25番(戸塚正人) 全然答弁になっていないんですよね。なぜこんなことになったんですか。そこの詳細を聞かせてくれと言っているじゃないですか、さっきから。だって、ここに書いてあるんだから、契約書に。コストは別途協議して決定すると書いてあるんでしょう。協議していないということですよね、今の話だと。これは普通だったら基本計画のやり直しですよ。やり直すんでしょうね。
だって、3.6億円の予定が7.6億円で出してきているんだから、これから基本設計は、もうだって7.6億円でつくっちゃっているんでしょう。だったら修正が必要じゃないですか。やり直しでしょう、これ。どうなんですか。基本設計をやり直しますよね。
◎営繕担当部長(徳重和弘) コストの削減ということでございますけれども、例えば基本設計でかなり大幅に予想と違って金額が増えたということについては、市と受注者である設計事務所などで仕様などについて認識に差があるという部分があったということはあると思います。
実際に下げられるのかどうか、コストの削減ができるのかどうかということにつきましては、例えばの話ですけれども、陸上競技場でやはり実施設計の段階で大幅なコスト削減を行うというようなことを実施してきた実績もございますので、実施設計の中で詳細に、例えば仕上げの状況であるとか、そういったことも勘案しながら、コストの削減に努めてまいりたいというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) 野津田陸上競技場のときに、そういうことがあったというのは分かりましたよ。じゃ、それが普通なんですか。そういうやり方をするのが通常なんですか、町田市としては。普通あり得ないでしょう。だって、3.6億円が7.6億円なんか倍以上じゃないですか。そんな結果になった経緯、実績ってあるんですか、実際。教えてください。
◎営繕担当部長(徳重和弘) 倍額にまで金額が膨らんだというようなものにつきましては、私の経験上は確かにございませんが、この実施設計を進めていく中で、先ほどと繰り返しの答弁になってしまいますけれども、詳細について検討しながら、コストの削減に努めてまいりたいと思います。
◆25番(戸塚正人) ぜひ基本設計をやり直させてくださいよ。そうじゃないと議会として判断できないです。実施設計で減らしますなんて言われたって、倍額になっちゃったケースなんか、部長だって今までありませんと今言っていたでしょう。普通じゃないんですって、今のこの状況は。だったらちゃんと基本設計、もう1回積算をやり直させてやらせてくださいよ。どうですか、やらせてもらえますか。やらせられますか。
◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 基本設計のほうのやり直しというのは今のところ考えてはおりません。
◆25番(戸塚正人) ぜひ基本設計のやり直しを私は要求したいと思います。そうでなければ、何で7.6億円になったのか、その理由も我々議会は今まで説明を受けていないんですよ。本来、文化スポーツ振興部で行政報告をやり直すべきなんです。これは明らかな議会軽視です。そのことだけ言わせていただきたいと思います。
最後に、住民合意の部分ですけれども、ちょうど20日の日、一昨日、説明会が開催をされました。担当部の方々は分かっていると思いますが、相当厳しい意見が出ておりました。
一言で申し上げますと、前回の計画のときはしっかりと市のほうは説明をしていただいていましたと。だが、今回の基本設計の内容については全く説明がされていなくて、このまま、かといって基本設計が終わったからといって変更できませんということは納得できないと、そういった市民の方々がほとんどでした。
この現状を鑑みて、町田市はどうやって対応するのか。各町内会・自治会の会長名で要望書も出ています。この内容は、部長もご存じのとおり、ほぼ基本設計を直さないとできない内容です。対応できますか。
◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 土曜日、20日に行われた報告会の中で、地域の方、地元の方から様々なご意見をいただいたというのは私のほうも聞いておりまして、その例を一つずつということではなくて、これからも、こういった対面でお話をする機会というのをできる限り設けて、意見の交換等をしていきたいというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) 説明会は何度でも行っていただきたいと思いますが、実際にこれは対応できるのかどうかをちょっと聞きたいですね。
◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) いただいたご意見等をもう1回よく見つつ、可能かどうかという判断はしていきたいというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) 答弁になっていません。対応できるのかできないのか、はっきりお答えください。
◎文化スポーツ振興部長(黒田豊) 基本設計が終わっているということで、建物の位置等は変更できないという部分もありますが、運用等での部分についてはできる限り対応していきたいというふうに考えております。