[ 平成30年12月定例会(第4回)-12月10日-06号 ]
◆25番(戸塚正人) それでは、通告に基づきまして、町田市のスポーツ行政の考え方について一般質問を行います。
現在、町田市では、FC町田ゼルビアやペスカドーラ町田、キヤノンイーグルスなど、町田を本拠地にしたプロスポーツクラブがあり、また、2020年度の東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地招致の中でも、中国の卓球や水泳、そしてインドネシアのパラバドミントンなど、多くのキャンプ地の招致に成功しております。
見るスポーツは多くの子どもに夢を与え、明確な目標を与え、多くの学びを与えます。私も、子どものころはプロ野球選手を目指して野球に励み、野球を通じて多くの学びをいただきながら人生を歩んでまいりました。そういう意味でも、見るスポーツの機会を与え、するスポーツで人生を学ぶと言っても過言ではないと思っております。
スポーツは、あらゆる面で人生に豊かな学びを与えるのだと思っております。前述したとおり、町田市は多くの見るスポーツの環境が整備されつつあります。その一方で、するスポーツについての活動拠点についてはいかがでしょうか。ここ近年、私もさまざまなスポーツ団体の方々と意見交換をする場がありますけれども、多くの方々より町田市はスポーツをする場所が少ないという意見を聞くことがあります。
当然、見るスポーツの環境整備をすることにより、子どもたちに夢を与えることができたとしても、実際にスポーツをする環境が充実していなければ、子どもたちはスポーツを通じて礼儀作法や物事の考え方、集団行動での協調性など、さまざまな学びは得られずに終わってしまいます。
私は、この見るスポーツとするスポーツの環境整備は両輪でなければならないと考えております。現状、この両輪のバランスを鑑みて、今回は町田市のスポーツ行政の考え方について、以下の質問をさせていただきます。
(1)町田市のスポーツ行政について、どの様な考え方を持っているのか。
(2)スポーツを通じた青少年健全育成について、どのような理念を持っているか。
(3)子どものスポーツを行う場所が不足していると考えるがどうか。
(4)南地区において子どものスポーツを行う環境が特段不足していると認識していますが、いかがでしょうか。
最後に、(5)金森西田スポーツ広場は今後どの様になっていくのか。
以上、市長の見解を求めまして、壇上からの質問といたします。
◎市長(石阪丈一) 戸塚議員のご質問につきましては、担当からお答えを申し上げます。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 項目1の町田市のスポーツ行政の考え方についてお答えいたします。
まず、(1)の町田市のスポーツ行政について、どの様な考え方を持っているのかについてでございますが、町田市スポーツ推進計画は、3つの基本理念に基づき、目指すべき将来の姿を「スポーツで人とまちが一つになる」として達成目標を定めております。目標達成のため、スポーツ推進戦略といたしまして、市民スポーツの普及・推進、トップスポーツを支援、スポーツ環境の整備に取り組んでおります。
現在、策定しております町田市スポーツ推進計画19-28では、現計画の基本理念を踏襲した上で、達成目標の見直しを行いました。新たな目標達成のため、スポーツ推進の基本目標として、スポーツへの参加機会の充実、スポーツにかかわる人材と組織の充実、スポーツ環境の充実、そしてスポーツを通じたまちづくりを掲げ、各基本目標に基づく施策に取り組んでまいります。
次に、(2)の子どもたちのスポーツ推進についてどの様な理念を持っているのかでございますが、現計画では、子どもたちのスポーツ推進は戦略1、市民スポーツの普及・推進に位置づけてございます。子どものスポーツ推進のため、子どもを幼児期と学齢期のライフステージに分類した上で、それぞれの時期における身体活動を推進しております。
なお、アクションプランにつきましては、子どもと関連した部門と連携をし、実践をしております。次期計画では、子どもたちのスポーツ推進は基本施策の1、子どものスポーツ推進に位置づけております。現計画の振り返りから市民のスポーツ実施の向上のためには、子どものころにスポーツを好きになることが重要と考え、スポーツを嫌いと回答する子どもの割合を減らすための取り組みを推進してまいります。
また、本計画におきましては、子どものスポーツを計画の軸といたしまして、スポーツにかかわる人材やそれを支える団体が連携し、スポーツの環境の充実、効果的な情報発信に取り組んでまいります。
次に、(3)の子どもたちがスポーツを行う場所が不足していると考えるがどうかについてでございますが、2018年度のスポーツに関する市民意識調査アンケートでは、56.5%の方が「子どものスポーツや外遊びの環境が悪くなった」という回答をしております。そこで、次期計画では、この回答の割合を減らすための取り組みを推進してまいります。
なお、本計画では、市民のするスポーツ環境を従来のスポーツ施設に加えて、子どもにとっての放課後の学校や身近な公園などを含めて捉えております。市民誰もが利用できる公のスポーツ施設整備を行うだけではなく、子どもたちが放課後の学校や身近な公園でスポーツを行うことができるように取り組んでまいります。
次に、(4)の南地区において子どもたちがスポーツを行う環境が特段不足していると認識しているがどうかについてでございますが、南地区におきまして、現在、より多くの方が快適にスポーツができるように、鶴間公園にスポーツ施設を整備しております。市が所有する大規模なスポーツ広場は、長年、暫定利用という位置づけであったため、積極的な設備投資をしてまいりませんでしたが、今後、順次利用者の安全確保や周辺の住環境にも配慮した施設の整備を行ってまいります。
子どもたちがスポーツを行う環境につきましては、安全安心にスポーツができるよう、自分が通っている学校でスポーツができるように調整を図ってまいります。
最後に、(5)の金森西田スポーツ広場は今後どの様になっていくのかについてでございますが、西田スポーツ広場は、12月中旬から調節池の工事に着手する予定と伺っております。工事完了後につきましては、スポーツ施設として整備することを予定しております。西田スポーツ広場を拠点としていたスポーツ団体につきましては、東京女学館大学の跡地や学校開放、また、公園内の施設などを利用して活動を継続していただきたいというふうに考えております。
特に子どものスポーツ団体の活動につきましては、団体に所属する子どもたちが通っている小中学校の学校開放で活動が継続できるように、各学校開放運営委員会と調整をしてまいりたいというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) それでは、自席より再質問をさせていただきます。
今回、先ほどご答弁にもありましたとおり、町田市は町田市のスポーツ振興計画から2014年に推進計画に変わりまして、本年度で一通り終わりまして、今度は次期の計画として、2019年度からまた町田市スポーツ振興計画を立てるということで、その準備期間にあります。
そんな中で、今回、子どもたちのスポーツをする場というテーマで考えておりますけれども、やはり町田市の基本的な考え方というのはスポーツ振興計画にあるのかなということで、まずここの部分の総論の部分から少しお伺いをしたいと思います。
今回、町田市スポーツ推進計画の基本理念の部分に、スポーツの環境整備及び魅力ある地域社会の形成、そしてもう1つがスポーツを通じた健康の保持及び増進に関する知識の向上というところで、基本理念がもう1つあるんですけれども、今回はこの2つの部分を、まずはどういった意義づけで考えていらっしゃるのか、もう少し先ほどの答弁より掘り下げて教えていただきたいと思います。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 今、議員のほうからお話がありました、現在、2018年度までは、この町田市スポーツ推進計画で事業を行って、より多くの市民の方のスポーツ実施率を上げていこうということで取り組んでおります。
今回、この計画が2018年で終わるということを受けて、次の計画については10年の長いスパンでどういう計画を立てていくかということを今検討しております。2019年から2028年という長いスパンになります。
その中で、まず皆さん方からのお考えや意見などをリサーチするということで、スポーツ推進計画をつくるための、また検証するための、毎年1回、市民のアンケート調査を行っております。これは3,000人の市民の方を無作為で抽出して、アンケート調査を行っているわけですが、そのアンケート調査のご意見などを踏まえて、また専門の先生方からのご意見を受けて、新しい推進計画をつくるということで今検討しているところでございます。
◆25番(戸塚正人) つくり方については今のご説明のとおりかもしれませんけれども、恐らく基本理念の部分というのはそう簡単に変わらないですよね。今、私が伺ったのは、基本理念の部分でスポーツの環境整備と地域社会の形成という部分がありますよね。あとスポーツを通じた健康、そして増進に関する知識の向上とありますけれども、それってこの推進計画を通じてどういうことを言われているのか、そこの理念の部分をちょっと伺いたいということなんです。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 一人でも多くの市民の方がスポーツに親しんでもらえるという考え方でございます。
◆25番(戸塚正人) それはそうでしょうね。すごいざっくりした答弁だなと思うんですけれども、では、とりあえず中の戦略の部分とかを見ると、いわゆる今より身近に市民に感じてもらえるスポーツの推進をしたいということで、計画の中ではうたわれていますよね。あと、地域スポーツの推進ということが多く言われております。
これは今回の次期のスポーツ推進計画を立てる上での推進審議会のほうでも、このような議論がされておりまして、地域スポーツとは何かという部分をしっかり町田市として意義づけしないといけないんじゃないかという部分があります。
その一方で、今、町田市というのは、多摩26市の中で比較しても、スポーツの広場の整備というのが水準以下になっておりまして、いわゆるするスポーツの環境整備というのがなかなかうまくいっていないんじゃないかなと思います。
その結果、先ほど答弁にありましたとおり、市民の意識アンケートの調査結果でも、やはり子どものスポーツ環境の充実を求める意見が61%、力を入れるべき施策、スポーツの施策の中で何ですかと言ったときに、子どものスポーツに力を入れるべきだと44%で一番なんですよね。
こういう状況から見てみても、やはり子どもたちに、地域の方々に身近に感じてもらえるスポーツというのは一体何なのかというのをしっかり議論するべきじゃないかなと。そこら辺の位置づけをするべきじゃないかと思うんですけれども、部長が考える、今の答弁しか返ってこないのかもしれませんけれども、どういうお考えなんでしょうか。
例えば、青少年健全育成にかかわるスポーツというのは、この計画の中でどういう位置づけで考えられていますか。あと、先ほど申し上げましたとおり、身近なスポーツってどのようにお考えなのか。あと、地域スポーツってどういうことなのか、そこの部分について、まず、どういう認識でいらっしゃるのか、お答えいただきたいと思います。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 町田市では、今、市内に9カ所、地域スポーツクラブが設立されております。その地域スポーツクラブを基軸といたしまして、さまざまなスポーツを多年齢の方たちに楽しんでいただくというのがまず一番身近なところじゃないかということでございます。
あわせて、地域のスポーツ推進には、総合型地域スポーツクラブが一番今肝要であるということで、その設立についても、また育成についても、市のほうで一緒になって取り組んでいるというところでございます。
◆25番(戸塚正人) 施策の部分はわかるんですけれども、どういうお考えがあるかという部分が一番重要じゃないですかね。どういう考えがあって、施策としてこういうふうにしますというのはわかるんですけれども、その施策の部分だけ答えられても、一番重要なのはやっぱり意義の部分だし、理念の部分だと思うんですよ。そこの部分をちょっと教えていただきたいというのを再度お願いしたいと思います。
特に町田市内の広場というのは、全部で20何カ所あるんですけれども、それのうち、子どもたちが利用している利用率というのはもう60%を超えているんですよね。身近なスポーツというのは私はやっぱり地域だと思うんです。地域スポーツクラブをつくることは別に悪くはないとは思いますけれども、実際どうやって市民側が身近に感じるかといったら、昔のように空き地がいろんなところにあって、身近に親子で行ってキャッチボールをするとか、そういったところからやっぱり身近に感じてくるのかなと。
そういう意味で、この身近なスポーツはどういう価値観を持っているのかというのは非常に重要だと思うんですね。そこの部分をまず教えていただきたいというところであります。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) まず、先ほどお話がありましたように、子どもたちのスポーツの推進というところで、身近なスポーツの推進でございますけれども、その理念としては、とにかく近くで子どもたちが、例えば最初は親と一緒にスポーツができるようになる。それを地域の中に潜り込ませていく、地域の中で支えていくというところで、近くにあります公園ですとか学校の校庭などを使って、スポーツができるような環境をつくっていきたいというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) わかりました。
では、身近に感じるスポーツって、どうやって推進していくかといったら、先ほど申し上げましたとおり、町田市というのは地域スポーツをする場所というのが他市に比べても人口割で考えると非常に少ないんですよね。
では、その中でどうやって戦略としてやっていくかというところが非常に重要で、これは今回のテーマに全部かかわるところなんですけれども、今、部長が言うように、小学校とか中学校の校庭、またスポーツ広場についてもほとんど飽和状態なんですよ。そこに新たに市民が誰でも使えるように整備をしていきますと言われても、もう既に飽和状態なところに、どうやってそれを推進していくのかというのは非常に重要な戦略じゃないかなと僕は思っております。
ちょっと聞き方を変えますけれども、地域スポーツの整備について、今後、先ほど鶴間につくると言っていましたけれども、それは既存にあったものを改修して、またオープンするという話だと思うんですよ。鶴間公園の多目的広場も、既に今調整池のところですか、そこの部分の今後広場、スポーツフィールドにする部分についても、もう既存にあったところに改修して、もう1回使えるようにしますということなんです。だから、新たにもう1個つくるというわけじゃないんですよね。スポーツのする場所がふえるというわけではないんです。
そういった意味で、では、どうやって今の飽和状態のスポーツをしている皆様方にもっとふやして、スポーツをする場を提供していけるのかというのは非常に重要だと思うんですけれども、その辺の方策としては何かお考えなんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) スポーツをする場の環境の整備でございますけれども、今、言われたように、鶴間の第2スポーツ広場が新たに整備をされて、公のスポーツ施設というふうになりますが、従前、皆様方にお使いいただいていました大規模なスポーツ広場につきましても、学校予定地であったということから暫定的な利用にとどまってしまって、市のほうで多額の費用を投入して整備してきたという現実がございませんでしたので、今後新たに今ありますスポーツ広場につきましては、公のスポーツ広場、どなたでも使えるようなスポーツ広場に、スポーツの施設に再整備をしていきたいということが1点。
現在、小学校、中学校の校庭を土曜、日曜を含めて平日もさまざまな団体にご利用いただいておりますけれども、今、利用いただいている方たちの時間数の圧迫というのはあるかもわかりませんが、きちんとその辺の状況を調べて、できるだけ多くの団体に使っていただけるような施策をとっていきたいというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) 純粋に僕は、これだけ飽和状態な部分が続いているので、恐らく今ある既存の施設を整備して、よりいい環境で使ってもらうというのも重要なんでしょうけれども、やっぱりふやしていく努力もするべきだと思うんです。それにはすごく時間のかかるところで、今、特に南地区というのはなかなか土地がないので、難しいとはわかっていますけれども、それでもやっぱり新たに整備する以外に、この飽和状態というのをなくすということは僕はできないと思うんですけれども、その辺の考え方を教えていただきたいと思います。
もしそれができないのであれば、今あるスポーツ広場の確保というのは、どんな状況であれ、使えなくなってしまうような環境に今のスポーツ広場を持っていくというのは、僕は施策としては余りよくないのかなと思うんですけれども、その辺の考え方を教えていただきたいと思います。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 最初に言われました物理的に少ないというものを、では、これからふやしていこうということにつきましては、現実的に現在の段階では新たなスポーツができる空地というんですか、それを確保するというのは大変難しい状況ではないかなというふうに思います。
また、スポーツ広場の再整備にもお話をいただきましたけれども、とにかく今までは市のほうで力を入れて整備をしてきておりませんので、周辺のお住まいの方たちのことなども含めて地域の方と打ち合わせをしながら、どういう整備の仕方がいいのかというのを改めて確認しながら、スポーツの施設として整備をしていきたいというふうに思います。その暁には、どなたでもご利用いただけるようなシステムを導入して、一人でも多くの方にご利用いただこうかというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) 堂々めぐりなようなのであれですけれども、特に南地区というのは、先ほど来申し上げているとおり、広場がすごく少ないんですよね。今、成瀬と南地区だけで大規模なスポーツ広場は3つありまして、それが西田と鞍掛と鶴間公園なんです。
私が申し上げた、先ほどなぜ最低限、今のスポーツ広場は確保してくれと言っているかというと、今、南地区だけで言うと、実は西田のスポーツ広場もきのうでもう使えなくなったんですよ。きょうから実際に工事に入っています。8年間から10年間使えなくなるわけですね。鶴間公園は来年の10月でできるといっても、西田スポーツ広場の計画が順調に進んだ場合、本来であれば、去年の夏場過ぎからもう使えなくなっていたわけですよ。
いろいろ不調とかもあって、今、1年間以上延びましたけれども、本来であれば大規模な2つの施設が、南地区だけで2つ、これは使っている人数で言うと年間で大体2万人から2万5,000人ぐらいだと思うんですけれども、そのぐらいの人たちが新たに飽和状態になるということだったんですね。
これから2021年に鞍掛広場が整備に入るということで、何年間かまた使えないとなると、鶴間公園が来年の10月から使えるようになるといっても、1万5,000人年間で使っていた鞍掛と1万人年間で使っていた西田スポーツ広場が今度は2つ使えないんですよ。それだけで2万5,000人飽和状態になるわけですよね。あぶれちゃうということですよ。
それの代替も考えないといけないし、全市民に向けて誰でも使えるようにしますといっても、じゃ、どうやってやったらいいんですかという話だと僕は思うんですね。いつも僕は、例えば後から話もしますけれども、西田の件だってもう4年前から部長のほうに、代替地を今から考えておいてくださいよと言ったって、結局、今の答弁ってこの4年間ずっと同じ答弁なんですよ。それだけ場所がないということです。
その状態でどうやってこれから推進していくんですかというしっかりとした議論、意義のある議論をしないと、全くうまくいかないと思うんですよ。だって、南地区の人って、今回のアンケート調査で一番回答率が高いんです。その結果で、先ほど申し上げましたとおり、子どものスポーツ環境をもっと充実してくれというのが60%を超えているんですよ。子どものスポーツをする環境に一番施策として力を入れてくれというのが一番多い意見なわけじゃないですか。この状況でどうやってスポーツの推進を、身近なスポーツを感じさせるのかというのは非常に重要じゃないですか。
そこの部分をさっきから聞いているんですけれども、当たり前のような答弁しか来ないから、僕もずっと質問しているわけですけれども、その辺の具体的な施策があるんだったら教えてくださいという話なんです。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 先ほどお話ししたように、物理的にどこかに新しい土地を求めてというのがすごく厳しい地域にございますので、今、南地区にあります小学校、中学校の校庭のより多くの方が使えるような方策について調査をして進めていきたいということでございます。
例えばの話ですけれども、朝から夜まで1つの団体が使っているような学校がもしあるのであれば、それは半分ずつに分けます。もしくは午前と午後で使っている団体があれば、2時間なり2時間半なりの時間で区切って3つの団体で使うようにします。また、1つの団体でも、そう多くの子どもたちの数がいない団体であれば、2つ一緒に南と北に分けて、西と東に分けて校庭を使うですとか、その辺の融通をつけて使っていただくようにしたいというふうに考えております。
◆25番(戸塚正人) 結局、そうするしかないですよね。ただ、先ほど申し上げましたとおり、1つ僕が町田市に本当に考えてもらいたいのは、そういう状況があるにもかかわらず、大きい規模の広場を使えなくする計画が重複して、一気に何万人と使えなくなったりするんですよ。
僕は、これは鶴間公園の整備のときにも委員会のほうで意見をさせていただきましたけれども、これから西田が使えなくなるのがわかっていて、何でこの時期に同じ規模のスポーツ広場が使えなくなるようなスケジュールで計画を組むんだというのを私は指摘させてもらったことがあって、そうすることによって、例えば南地区で言えば、3つ大規模なスポーツ施設があって、1つずつ工期として整備していくんだったらわかりますよね。
1つ使えなくなったところから、ほかの2つの大規模な広場に振り分けていくという考え方だったらまだわかるんですけれども、それを2つ同時に、これから10年以上同じ工期で使えなくなっちゃったら、もうまさに使えなくて活動する場がなくて、解散しちゃうスポーツ団体っていっぱいあると思うんですよ。
多分部長が言われている施策だけで言っても、恐らく月に出てきたって二、三こまじゃないですか。二、三こま使えそうなこまが出てきて、そこに当てはめてという程度の話だと思うんですよ。でも、青少年に資するスポーツ団体側からしてみたら、毎週しっかり活動する場所がなければ、親から会費も取れないし、活動ができないわけですよね。当然、活動もできないチームに子どもを入れるわけはないので、そうすると、どんどんそういったスポーツ団体が衰退していって解散しちゃうというケースがこれから絶対出てくるんですよ。
それでも町田市はいいのかという話なんです。このスポーツ推進計画にのっとっていないでしょう。それはやり方が逆行しているじゃないですか。だから、私は今回こういった質問の通告をさせていただいているんですけれども、このような状態で改めて伺いますけれども、どうお考えですか。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) もう1度繰り返しになってしまうかもわかりませんけれども、西田のスポーツ広場については、今、議員さんのほうから話があったように、きょうから工事が始まって約8年という年数が使えなくなるということですが、鶴間の旧第二スポーツ広場につきましては来年の秋には使えるようになります。
それと、鞍掛のスポーツ広場につきましても、これからまだ基本構想を考えて、基本設計をし、基本計画を立てた後に工事に入るということで、工事についても西田のスポーツ広場の調節池工事とはわけが違いますので、8年もかかるということはもちろん想定しておりませんので、西田については長くかかるのは今のお話のとおりでございますけれども、鞍掛については1年ないし1年半で工事が終わるのかなというふうに想定をしております。
◆25番(戸塚正人) ちょっと認識が甘いんじゃないかなと思うんですよね。スポーツをされている、する側からしてみたら、1年2年使えなくなったらもう無理なんですよ。もう活動できない。できないですよ。月に1回、2回ぐらいしかできない状態が1年2年続いたら、チームとしてもう成り立たないんですよ。それは野球もサッカーも何でも一緒です。工期が2年で終わるからとか、そういう話じゃないわけですよね。
僕は今、ぜひ部長に答弁していただきたいのは、市の事業として同じ工期でかぶせてやったら、先ほど来言っているとおり、一気に何万人も要はスポーツ難民が出るんですよね。そういう工期を、おのおの工事の担当部署は違いますよ。西田は下水道部だし、鶴間のほうは都市づくり部だし、それはおのおの工事がしたい工期で立ち上げています。
ただ、結果的に見れば、重複した期間で両方とも使えなくなるというのは、僕は先ほど来の議論からしたらもう最低限どちらか片方に工期を寄せて順繰りにやるというのが、それはやっぱりするスポーツ側からしたら、最低限の配慮じゃないかなと思うんですけれども、その辺、市の考え方としていかがなんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 先ほどもお話ししましたように、鶴間のスポーツ広場と西田のスポーツ広場については約1年ですか、かぶってしまっている。また、鞍掛についても、工期を1年半程度で考えれば、西田と1年半程度がかぶってしまっている。
もう1回話を戻しますけれども、私たちは南地区にはたくさんの小学校、中学校があるというふうに思っております。ですので、スポーツ広場だけで解決しようということでなく、やはり小学校、中学校の校庭をより多くの方たちに使ってもらえるような方策を、また細かな打ち合わせを私はすべきではないかなというふうに思います。
もちろん、狭くて使いづらい、一緒には使えないというようなことがあるかもわかりませんけれども、物理的に大きな土地がすぐに見つかるわけではないと考えると、そのような協力体制も私は必要ではないかなというふうに思っています。
◆25番(戸塚正人) だから、それだったらもう答弁で、その施策でやるんだったら、西田の件だって既にもう代替地は決まりました。ここの小学校とこの小学校とこの広場で全部完結しましたという答弁が、もう2年ぐらい前に出てもおかしくないじゃないですか。今だってできていないでしょう。もう4年前ですよ。4年ずっと取りかかっていて、確かに何も努力してくれなかったとは言いませんよ。
でも、結果的にできなかったということは、それだけ飽和状態なんですよ。あいているところがもうないんですよ。だから言っているわけであって、だったら同じ工期にかぶせるんじゃなくて、例えば鞍掛を西田――例えばですよ。西田の調節池の工事が終わった後にやるとか、そういうのは最低限の配慮になりませんか。僕は、市としてのそういう考え方を聞いているんです。
だって、無理でしょう。いきなり2万人も飽和状態になったときに代替といったって、1万人の飽和状態、スポーツ難民を、代替地を見つけるのに4年かかっているんですよ。それプラスアルファで、例えば鞍掛で1万5,000人プラスアルファで出ましたとなったら、対応できますか。
だって、物理的に無理でしょう。同じような環境がずっと続くだけですよ。どんどんスポーツ青少年の育成に資するスポーツ団体が衰退していくというだけなんじゃないんですか。町田市のほうで、そういう考え方って持てませんかね。僕は、そこを言っているんですよ。最後に、ここの部分についてはどうですか、市長、答弁をお願いします。
◎市長(石阪丈一) 地域のスポーツの中、特に青少年健全育成の場合は、地域に根差していますので、余り遠くへ行くわけにいかないという意味では、南地域なら南地域の中で代替をという、そういうことになると思うんですね。その場合、既存の青少年の団体、それは野球にしろ、サッカーにしろ、団体が使っている土日が仮に10日あるとすると、10日のうちの5日を下さいみたいな話になるわけですね。10日のうちの5日、それは無理ですよという議論に、この4年間ずっとやってきているわけですね。
では、新しい方針で、そういうことでやりますよと言って、例えば鞍掛について言えば、そっち側の団体は鷹揚に、ああ、いいですよと言ってくれるかどうかという問題、各小学校、中学校もね。ということだと思うんですね。
この辺は今お話しのとおり、どうやったらできるかというと、新しいところをつくるのは時間がかかるわけですから、鞍掛で言えば、少しずらすとか何とかして競合を避けるような努力をしないと、なかなかうまくいかないかなというふうに思います。実態上、鞍掛については利用率が低いので、そこは少し工事をしない選択でとりあえずということはあるかもしれない。
ただ、ほかの小学校、中学校について言えば、この4年間、代替とか、すみ分けというんですけれども、すみ分けがなかなか実現しなかったということもあるので、ほかの南以外のそれより北側のところは比較的代替のところが見つけやすいエリアだったんですけれども、南だけはちょっと代替のエリアが見つからないという状況だということはよくよく認識しております。
ですから、ほかの地域でできたから、例えば緑ヶ丘で言えば、ほかの地域でできたから、こっちでできるというふうにいかないので、そこのところはもう一工夫が必要なのかなというふうに思っています。
将来的には、現存の大きな公園を少しスポーツ形態に直すというようなことも、これはこっちが勝手に決められないんですけれども、そういったことも計画しなければならない。というと、大きいところが余りなくて、セントラルぐらいしかないんですね。ですから、えっ、そこの話かよと言われてしまいそうなんですが、具体的に言えば、そういったことをしないと今の不足状態は根本的には直らないというふうに思っています。
◆25番(戸塚正人) 一番何が言いたかったかというと、するスポーツ側からしたら、やっぱり死活問題なんですよね。スポーツをしたくてもできないというスポーツ難民は、町田市の推進計画にもあるように、それにのっとるんだったら、やっぱり出しちゃいけないと思うんですよ。極力出さないような施策や工夫を最大限にしていただきたいなと思って、先ほどのご質問をさせていただいた次第ですので、先ほど答弁がありましたとおり、さまざまな工期の工夫も取り入れながら、ぜひ代替のほうはお願いをしたいなと思っております。
もう1つ、これは今いろいろスポーツ広場とか小学校の校庭を使った場合というのは、青少年育成に資する団体というのは無料で使用をしていると思うんですけれども、これは基本的には、町田市の受益者負担の適正化の基本方針の中でも、それに当てはまった形でそうなっているかと思うんですけれども、まずは受益者負担の適正化に関する基本方針の中で、この方針の中では区分1の部分ですか、基礎的で民間で類似サービスの提供がないものということで、負担の考え方の部分で市民生活に不可欠であり、基礎的なもので、公共性が高い、行政による提供が必要なサービスということで書いてあるところに該当するのかなと思っているんですけれども、青少年の健全育成に資するスポーツというのは、基本的にはここの部分に該当するんでしょうか。
また、第6の部分です。減額・免除という項目がありまして、減免の実施は、受益者負担の適正化の観点から、社会政策的な配慮を要するものについては原則これに基づきますよということで書いてあるんですけれども、青少年健全育成に資するスポーツというのは、基本的にはこういう考え方に該当するという認識でよろしいんでしょうか。
◎財務部長(堀場淳) 今、受益者負担の適正化に関する基本方針の中でご紹介がありました公園、道路等、図書館など、市民生活に不可欠であり、基礎的なもので公共性が高いものについては区分Ⅰということで、減免に関する考え方としては、ご紹介があったここの第6のとおりに、社会政策的に配慮を要するもの、あるいは応能負担の原則に基づくものについては限定的に行われるべきものと取り扱ってございます。
◆25番(戸塚正人) この区分Ⅰの場合は、受益者負担の割合がゼロ%となっております。そういったこともありまして、私が申し上げたいのは、今、スポーツ広場をこれから整備していくときに、大体これからの考え方というのは、整備をして、より多くの市民に使っていただくために有料化という流れなのかなと思っています。
僕は、設備を整備するのは悪いことじゃないとは思いますし、やるべきだとは思いますけれども、そのときに青少年の育成に資するスポーツの団体の皆様には、前提として減免措置をするべきじゃないかなと思っているんですけれども、今の現状を考えると、例えば条例が出てきて、その後、そういった団体に対しては減免措置を検討しますとか、例えば駐車場の問題に関しても、都市づくり部のほうに申請を持ってきた団体が減免措置を得られるというシステムなんですね。
前提として、原則は受益者負担の適正化に関する基本方針からいったら、こういったスポーツ団体というのは減免措置の対象なんですよね。そういった意味で、財務部がつくっている基本方針と実態が一緒になっていない、整合性が合わない部分があるんじゃないかなと思いまして、やっぱり条例を定める段階で、そういった団体は減免ですというふうに僕はするべきじゃないかなと。
恐らくそこの部分で、そういった基準がないのでなかなかやりづらい部分もあるのかなと、私は、この間ずっと見ていて思ったんですけれども、その辺の考え方というのはいかがなものでしょうか。
◎市長(石阪丈一) 受益者負担の原則のほうは、他の利用を排除するというか、独占的に使うということですから有料ですよということで、公園については、そういうふうになって普通は有料になるわけですね。現在のスポーツ広場は、正直に言うと、そこの位置づけがないとすると無料ですよみたいな形で曖昧なまま来ているわけですね。
スポーツ広場を再整備して、公園と同じような有料の施設にするということは、逆に言うと独占的な理由を認めるとすれば、有料である、その原則がまずあります。もう1つ、議員ご指摘のとおり、青少年の健全育成というか、青少年のスポーツ団体は減免という考え方があるわけです。
ですから、そこのところは、やり方についてどうするかということをあらかじめ少し整理しておくべきだというご指摘だと思うんですね。まさにそのとおりでありまして、どういう形態であれば減免ができるということをあらかじめ示し、仮に新しく条例をつくって、ここは有料になりますよというときには、それとセットになりますよということを事前に決めて、あるいは事前にお示しして、それから条例案の審議をいただくという順序になるのかなというふうに思います。
そういう意味では、今回、南町田についても既に附帯決議をいただいておりますが、それは附帯決議があって、それから対応を考える、大変申しわけない言い方ですが、そういう言い方になっていますので、そうではなくて、あらかじめ物事の整理はこうなりますよということを示した上で、新しい施設の有料化なら有料化するときには、その条例案と一緒に、そういった仕組みをお示しする。
各部局幾つかありますが、トータルでどの部局にも通じて理解できるような、あるいはどういう施設を使う方にも理解できるような仕組みというものを確立していきたいというふうに思っています。
◆25番(戸塚正人) ありがとうございます。いずれにしても、町田市の青少年の健全育成とか、例えば健康増進とか、介護予防とかっていろいろあると思うんですけれども、基本的には今言った3つとかというのは、町田市の施策に資するものになるはずなんですよ。
そうすると、やっぱり受益者負担の割合というのは、基本方針の中ではゼロ%ということになっておりますし、当然、減免・免除の規定に沿う形になっていると思うので、ぜひその辺は整合性をしっかりとれるような状態でやっていただきたいなと思いますので、何かしらの明確な基準というんですか、そういったものは定めるべきかなと私は思っております。
最後になりますけれども、金森、西田のスポーツ広場の今後についてということで、先ほども若干議論もさせていただいておりますので、細かな話はしませんけれども、当然今、年間で1万人以上使っている利用者がおりまして、私は、4年前から、この代替地はどうするんだということでずっと議論させていただいておりました。
今の答弁がありまして、実際、これは毎月に直すと60こまぐらい利用者がいらっしゃいます。当然ですけれども、土日中心で、平日は大体保育園の園庭として使われているということで、そういったものも含めて、この代替というのは、先ほど答弁でありまして、東京都でも実は公表されている書類を見ると、先ほどの答弁と同じことを言っておりまして、基本的には近隣の小中学校の学校開放制度を利用することは可能だというのと、平成30年8月上旬から約1年半の期間は、東京女学館大学の跡地のグラウンドを暫定利用ができますというのと、平成31年度末ごろからは、鶴間公園の広場やグラウンドが利用可能と見込みがありますということで、これは東京都の見解でちゃんと書類で出ているものなんですけれども、これにのっとった形でやった場合に、どれぐらいの代替として成立するのかというのをちょっと教えていただきたいと思います。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 先ほどのご答弁の続きになってしまいますが、現在まだ小学校、中学校の空き状況についてきちっと調査ができているわけでございませんので、それにつきましてはきちっとアンケートをとって、空き状況を見つけて、小学校、中学校については対応してまいりたいというふうに思います。
また、当然のように小学校、中学校の校庭につきましては、子どもたちの団体というんですか、子どもたちの野球やサッカーなどのスポーツの団体を中心に割り当てていきたいというふうに考えております。
そして、東京女学館や鶴間の整備後の話につきましては、もうとにかくどのような方でも使っていただけるように、鶴間のほうについては案内予約システムを使っていただくということでございます。
◆25番(戸塚正人) その答弁で、大体どのぐらいのこま数を確保しようと考えているんですか。先ほど申し上げましたとおり、今、月で大体60から65こまぐらいなんですよ。そのうち、大体6割が青少年の方々がスポーツをしているんですね。どのぐらいのこま数を確保しようと思っていますか。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) まずは小学校、中学校のほうでございますけれども、先ほど言ったように、はっきりと調査ができておりませんが、さまざま使い勝手を仕分けしましてというか、お願いをしまして、全ての団体がとにかく使えるようにしていくように努力をしていきたいというふうに思います。
◆25番(戸塚正人) それはいつぐらいに調査が終わるんでしょうか。そして、目標に、今の話だと大体30から35こまの青少年に資するスポーツの皆様には今までどおり使ってもらえるような状況を代替地として確保しますという話なんですけれども、それはいつぐらいまでにできるんですか。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 年度内にやっていきたいというふうに思います。
◆25番(戸塚正人) 年度内までに、このこま数を確保するということでよろしいですね。年度内ということは、3月の末までですよね。先ほども申し上げましたとおり、きのうでもう使えないんです。一切使えないんですよ。網にも施錠されて、今、子どもが遊びに行こうとすると、南東建の警備員が来て追い払われちゃうんですよ、入れない状態になっているんです。そんな状況なんですけれども、では、それまでどうすればいいんですか。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 打ち合わせが整ったところから使えるようには進めていきたいと思いますが、東京女学館の跡地の利用なども進めていきたいと思いますけれども。
◆25番(戸塚正人) 今はどういう状況にあるんですか。そのこま数が幾つかもう出ているんですか。もう使えますよというのを。片や、工事が入るから、12月9日までに倉庫を撤去しないともう使わせませんよみたいな、誓約書まで出させていますよね。それも無理難題な話でしょう。だって、活動する場所がないのに、荷物を出せとかっていうのってどういうことなんですかね。そういうのって行政としてあるべきやり方なんでしょうか。
だから、言っているんですよ。当然、そこまで強く出るんである以上は、代替地はある程度確保できているんでしょうねということで、僕は今回通告をしているんですけれども、今の答弁だとまだ調査中なんですよね。今の段階で何こまもう使えるようになっていますというのもないんですか。
東京都はもう公に出しちゃっていますけれども、小中学校の代替地と東京女学館大学である程度対応しますと言っていますけれども、今の答弁と違いますよね。今まだ検証中なんでしょう。検討中というか、折衝中なんですよね。どういうふうにするつもりなんですか。
先ほど来申し上げましたとおり、1カ月、2カ月使えないだけでもう結構死活問題なんですよね。それもあって、僕はもう4年前から言っているわけであって、大体4年間もずっと同じ答弁というのも、僕も本当に、状況としてしようがないとは思いますよ。本音から言えば、全部代替が成立してから着工してほしいと東京都に言ってもらいたいぐらいなんですよ。だって、かわいそうですものね。
この間も最後、開放委員会のほうに出てきましたけれども、もうこれが最後だと思うので、卒団式までは何とか使わせてくれとか、もう利用者側だって、そういう話ですよ。6年生に申しわけないからと、その場にいると本当に涙が出ますよ。そういう状況を町田市のほうで、もう現実問題として抱えているわけですよね。だから、早急に何とかしてもらいたいんですけれども、明確な答弁ってやっぱり出ませんかね。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 先ほどお話をしましたとおり、調査中ではありますが、今の段階で大体の学校の利用状況がつかめておりますので、個々にその学校の近くのスポーツ団体と調整をして、一日も早く使えるように進めていきたいというふうに思います。
◆25番(戸塚正人) では、最後になります。答弁をいただきたいと思いますけれども、必ず年度内にこのこま数は代替として、工期が終わるまでとれると確約できますか、そこだけ答弁いただいて終わります。
◎文化スポーツ振興部長(能條敏明) 先ほどお話をしましたとおり、年度末までに少しでも多くの団体に使えるように、うちのほうでは鋭意調整をしてまいります。よろしくお願いします。